ジョンソン・エンド・ジョンソン、自分で守る健康社会拠点で提携
2018.02.28
編集部
ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループ(東京都千代田区)は28日、ジョンソン・エンド・ジョンソン(中国)インベストメントの一部門であるジョンソン・エンド・ジョンソン イノベーション(JJI)と、東京大学センター・オブ・イノベーション 自分で守る健康社会拠点(東大COI)が非独占包括的提携の覚書を締結したと発表した。
JJIは、ヤンセンファーマ株式会社(東京都千代田区)とジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社メディカルカンパニーと協働し、東大COIが手がける医薬品や医療機器などの有望な研究や技術に対し、初期段階からの発掘、育成、開発、事業化する機会を有することになる。
東大COIは、世界最大級のヘルスケアカンパニーグループであるJJIのリソースやネットワークを活用することにより、画期的な研究の実用化に向けたシーズの育成支援を強化できる。
内閣府の調査によると、2016年の65歳以上の割合は全人口の約27%、2065年には35%を超えるとされ、医療費削減につながる革新的な医療システムや、健康寿命延伸のための健康・医療指導サービスが必要とされている。
最先端の研究シーズを有する大学の研究事業化に注目が高まる一方、研究費用や事業化支援人材・ネットワークの不足など、いくつかの課題が残っている。今回の契約は、これらの課題に対し、両者の強みを生かして、最先端の研究や技術の市場創出を目指すものとなる。
- 参考リンク
- ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループ