国際オーソモレキュラー医学会、27日から都内で開催

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2018.04.12

編集部

ビタミンやミネラルなどの栄養素を正しく取り入れることで病気の予防や治療の普及を目指す第47回国際オーソモレキュラー医学会(会長・柳澤厚生氏)が27日~29日、都内の渋谷セルリアンタワーで開催される。「今大会を通し、ヘルスケアに関わるすべての人たちに正しい知識を届け、病気の治療や予防に役に立ててほしい」(柳澤氏)としている。

今大会では、医師を中心に1000人程度の参加を見込む。

TVのダイエット企画で、タレントが厳しい食事制限や運動に耐えられずに、カメラの前で急に泣き出ししたり、停滞期に体重が思うように落ちなくて落ち込んでしまうシーンがあるが、これは典型的なメンタルの栄養失調を伴うダイエットだという。

食事をコントロールすることで体重は落ちるものの、そこで心は一旦ハイになる。しかし単なるカロリー制限では、神経伝達物質の合成に必要なタンパク質やビタミン・ミネラルが圧倒的に不足してしまい、ダイエット前よりも落ち込んでしまう。ダイエットをする場合は心身のリバウンドを避けるために栄養の専門家とともに行うことが大切だという考えがオーソモレキュラーだ。

大会3日目の29日は、心療内科医の姫野友美氏が「女性が輝くための5つの栄養メソッド」をテーマに講演。女性は月経・妊娠・出産などのライフイベントにより多くの栄養素を失い、それが心身に多大な影響を及ぼして疾患へとつながっていく。年齢を経ても女性が美しく健康でいるために必要な“栄養メソッド”を紹介する。

姫野氏によると、心療内科医に相談に来る人は圧倒的に女性が多く、多くはカウンセリングをしてみると“心=脳の栄養失調”であることがわかるという。多くは、抗うつ薬や抗不安薬の投薬だけでは改善しない場合が多く、問診をしてみると『野菜中心の食生活をしている』『痩せるためにカロリーに気をつけている』『子育てと仕事の両立で食べる時間が作れない』と回答している。

参考リンク
第47回国際オーソモレキュラー医学会

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