アイスタイル、2018年6月期3Qの当期純利益は8.4%増

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2018.05.8

編集部

株式会社アイスタイル(東京都港区)はこのほど、2018年6月期第3四半期の売上高が前年同期比56.1%増の207億1100万円、当期純利益が同8.4%増の9億2300万円となったと発表した。化粧品メーカー向けの既存サービスや中国の越境ECが成長したことなどが牽引した。

セグメント別の業績を見ると、美容系総合ポータルサイト「@cosme(アットコスメ)」を基盤とした各種サービス(BtoB、BtoC)が属するOn Platform事業の売上高は前年同期比5.7%増の53憶7900万円となった。ブランディング広告やバナー広告、「ブランドファンクラブ」などの化粧品メーカー向けの既存サービスを中心に成長。ただ、新サービスのリリースに向け将来の利益を優先し、戦略的に人的リソースを分散したことや、組織体制の強化による費用の増加などにより、収益の伸びは限定的だった。

国内における化粧品ECサイト「@cosme shopping(アットコスメショッピング)」の運営、化粧品専門店「@cosme store(アットコスメストア)」の運営などを含むBeauty Service事業の売上高は、前年同期比42.8%増の88億3900万円。ECについては、「@cosme」でランキング上位の商品の取扱いを強化したことに加え、「@cosme」からの送客の強化を行ったことなどにより売上が好調に推移した。国内の店舗においては、2店舗を新規開店し、小型店を1店舗閉店したことにより、第3四半期末の店舗数は25店舗(前年同期末23店舗)となった。

日本以外で展開するサービスが属するGlobal事業の売上高は前年同期比201.4%増の54億5100万円となった。中国における越境ECについては、W11(11月11日に中国で開催されるECの大規模なセール)という季節要因もあり上期の業績が牽引し、好調に推移した。また、台湾の店舗においては、4店舗目を新規開店。既存の3店舗(昨年5月、6月開店)においては、引き続き新規顧客およびリピート客の増加に向けて取り組んでいる。

2018年6月期通期の売上高は前期比40.8%増の266憶円、当期純利益は同6.9%増の11憶5000万円となる見通し。

参考リンク
株式会社アイスタイル

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