資生堂、「那須工場設立準備室」を新設

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2018.06.5

編集部

株式会社資生堂(東京都中央区)は5日、「那須工場設立準備室」の新設などの組織改正および、執行体制の変更に関する人事異動を発表した。

組織改正については、那須工場立上げに向けたプロジェクトの推進強化を目的に、「生産技術部新那須工場推進G」を強化・独立させ、「那須工場設立準備室」を新設する。那須工場は、拡大するスキンケア商品生産の中核を担う拠点。国際規格ISO22716に準拠し、厳しい製造・品質管理を徹底する。IoTなどの最先端技術を活用するとともに、サプライヤーとの連携や物流の観点からも効率的な生産・流通体制を構築して、変化する市場に迅速に対応するのが狙い。投資規模は約300~400億円で、2018年度中の着工を目指している。

また、久喜工場の量産技術開発および生産設備の管理・保全能力強化による供給力向上と安定稼働の実現を狙いに、「製造部設備管理G」を強化・独立させ、久喜工場内に「エンジニアリング部」を新設する。

資生堂ジャパン株式会社については、パーソナルケアブランド事業本部の株式会社エフティ資生堂の「事業計画部」、「流通企画部」の機能を統合・再編し、ブランド×エリア・アカウントの戦略立案から予算策定、施策推進、店頭実現を一元的に担う「事業戦略推進部」を設置。お客接点に近い小売企業への対応力強化を狙いに、「東日本営業統括部」、「西日本営業統括部」を「アカウント事業部」と「東日本事業部」、「西日本事業部」に再編する。

一方、主な執行体制の変更を見ると、執行役員グローバルICT本部長兼ICT戦略・プラットフォーム部長の亀山満氏が執行役員グローバルICT本部長に、執行役員(SN改革、生産技術、サプライ・購買統括、グローバル事業連携、ジャパン事業連携、工場、フロンティアサイエンス事業)の保坂匡哉氏が執行役員(サプライネットワーク本部長付特命プロジェクト担当フロンティアサイエンス事業)にそれぞれ新たに就任する。

いずれも7月1日付で発令する。

参考リンク
株式会社資生堂

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