浦幌町産「ハマナス」を使ったオーガニックココスメが誕生
2018.06.14
編集部
北海道浦幌町の地域おこし活動を行っている株式会社ciokay(北海道浦幌町)は14日、都内で日本原種のバラ「ハマナス」を使ったオーガニックココスメ『rosa rugosa(ロサ・ルゴサ)』を6月から販売開始すると発表した。「地元の雇用の受け皿として立ち上げたブランドだが、全国にも展開していきたい」(社長の森健太氏)との意欲を示した。
「ハマナス」は、枝にはトゲがあるバラ科の小低木で、同町の花と位置付けられている。ビタミンCを豊富に含む花びらを水蒸気蒸留法で抽出した蒸留水や、保湿効果の高い北海道原生のトドマツの葉エキスなど、厳選した天然由来成分を配合している。
乾燥した肌に潤いを与え、バランスを整えつつ角質層まで浸透し、肌本来の力を引き出し柔らかな肌へと導く。合成着色料やパラベンなどは使用していない。製造は、オーガニックコスメのOEMなどを手掛けるアルデバラン株式会社(大阪府大阪市)が担当した。
ハンドクリーム(40g、税抜2000円)、ローション化粧水(110ml、同3200円)、ミルキーローション乳液(65ml、同3500円)、セラム美容液(30ml、同4000円)、バーソープ洗顔石鹸(100g、同2300円)をラインナップ。いずれも美白、保湿、香り、価格にこだわりを持って設計している。
「今年度の販売目標は、各1000本ずつで売上800万円。来期は各1500本の売上を目指す」(森氏)。販売チャネルとしては、オーガニック専門店などの小売店、商社、観光施設、ECを挙げた。9月には見本市にも出展して製品をPRしていく考え。将来的には、「原料販売の展開も検討する」(同氏)としている。