ファンケルの株主総会、現取締役ら再任

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2018.06.25

編集部

株式会社ファンケル(神奈川県横浜市)は24日、横浜市内で第38期定時株主総会を開催し、その一部の様子を報道陣に公開した。

当日は、取締役15名選任の件および取締役の報酬額改定の件の2議案について、原案通り承認可決され、創業者の池森賢二氏が会長、島田和幸氏が社長に再任されるなどした。

同社株主数7万6287人のうち、委任状を含めた株主数は2万722人揃い、総会は成立。同社は上場以来、「開かれた株主総会」を目指して土日に開催をしており、当日は雨が降る中、4400人の株主が会場へ駆け付けた。

冒頭、2017年度の事業を報告。売上高は前期比13.2%増の1090憶1900万円、当期純利益が同20.3%増の61憶9100万円となった。このうち、化粧品関連事業の売上高は前期比16.0%増の660憶4800万円で、ファンケル化粧品の『マイルドクレンジング オイル』のリニューアルやマチュア世代向け化粧品『ビューティブーケ』の好調ぶりや、テニア化粧品の『スキンクリア クレンズ オイル』や『アテニア ミッドナイトモイスチャライザー』などの新製品効果が寄与した。

2018年度は、ファンケルブランドの核となる基礎スキンケアに徹底的にこだわるとともに、『マイルドクレンジング オイル』を中心に洗顔系カテゴリーの強化を図る。また、60代以上のマチュア世代向けブランド『ビューティブーケ』に加え、2018年4月に上市したアラサー世代向け新ブランド『AND MIRAI』を発売し、新しいお客層を開拓していく方針を示した。

議案については、取締役全員が任期満了となることから取締役15名の選任、および取締役の報酬限度額を年間8億3000万円以内とする案を上程し、承認可決した。

同社の株主総会は、株主の家族とともに出席可能。議案を採決する会場とは別に、事業の内容を紹介する会場が設けられており、各事業への株主の理解を深める機会を提供していた。総会終了後は、役員らとの懇談も行われたほか、即売会も開催するなど、株主重視の総会を実践していた。

参考リンク
株式会社ファンケル

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