ロート製薬、働く女性の不定愁訴と鉄不足対策を推進

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2018.06.26

編集部

近年、働く女性は増加しているが、「原因ははっきりしないけれどなんとなく体調がすぐれない」、いわゆる不定愁訴症状(未病)を抱えながら働く女性が多数存在することがわかっている。

不定愁訴の要因の1つとされる鉄不足は、貧血などの症状につながることもあり、ロート製薬株式会社(大阪府大阪市)では、不定愁訴改善と鉄不足対策の両方に取り組んでいる。

同社が取り組んだのは、働く女性の「不定愁訴」に着目した改善プログラム「体質改善28Day’sチャレンジ」=「ロート流“鉄活”」。女性の貧血対策の研究を手掛ける山本佳奈医師監修のもと、シスメックス株式会社と合同で実施した。

対象者は、女性25名(ロート製薬12名、シスメックス13名)、男性6名(シスメックス6名)で、期間は2018年2月19日~3月18日の28日間。具体的には、一口タイプの鉄分含有ゼリーを毎日1個摂取するほか、ヘモグロビン推定値測定、「習慣記録手帳」による日々の健康状態の可視化。

この結果、「不定愁訴の頻度」、「体質・体調改善」について、改善したという回答が半数を超えた。具体的には「睡眠改善(眠気改善、目覚め改善)」、「疲労感・倦怠感改善」を実感したという声が多数上げられた。改善を実感した参加者からは、「夜の疲れが減ったので子どもと遊ぶ時間が増えた」「整骨院に通う回数が減り、家事の時間が増えた」「薬を服用する回数が減った」といったQOL向上に関する声も聞かれた。

このプログラムに参加するまで、鉄分摂取を意識したことがなかったという参加者もいたが、正しい知識のインプットに加え、毎日の鉄分ゼリー摂取と健康状態を振り返る習慣をつけることで、「意識変化」が生まれてきたという。参加者からは「毎日自分と向き合う事になるので、なんとなく体調が良いとか悪いではなく、可視化できた」「強いストレスを受けている時の自身の行動パターンが分かり、ストレスと体調との関係に気づけた」といった「気づき」に関する回答が多く寄せられた。

鉄不足は、不定愁訴や貧血などの症状を引き起こす、看過できない状態。一方で自分が鉄不足と認識せずに働いている女性も多く存在すると考えられることから、ロート製薬はより一層「働く女性の鉄不足解消」を進めるべく、引き続き鉄活の推奨を含むアクションを起こしていく考え。

すでに2018年度の健康診断より、全社員に対して、鉄不足の指標となるフェリチン値の測定を無償化。これにより、潜在的な鉄分不足を抱える社員の把握、並びに改善のアプローチを進めることが可能となるとしている。

参考リンク
ロート製薬株式会社

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