【連載】この中小化粧品会社に注目㉘大島椿(上)~椿あふれるクラスター活動、健康経営企業に認定~

2020.12.7

特集

編集部

大島椿株式会社(東京都港区)は1927年に伊豆大島で創業、1977年に法人化以来、今年(2020年)で創業90年を超える化粧品用椿油メーカー。
同社は、椿油配合化粧品の製造を行う大島椿本舗株式会社(東京都八王子)と椿油配合化粧品等の卸販売を行う株式会社大島椿製油所(東京都大島町)の3社でグループを形成している。

そうした事業活動の中でグループの中核会社大島椿は、政府(経済産業省)と日本健康会議共催の認定制度「健康経営優良企業」に認定(2019年)された。
同社が健康経営優良企業として認定されたのは、伊豆大島で人と椿の未来を創る「伊豆大島つばき座プロジェクト」についての取り組みが評価されたことが要因。

同社は、伊豆大島の中心街、元町の南の外れの高台に森を保有している。まだ手付かずの状態にある森を「伊豆大島 つばき座プロジェクト」と名付けて「椿のある風景」(写真)「椿油のある暮らし」を未来に受け継ぐための「椿の集積地」(クラスター)をつくる活動に取り組んでいる。
同社の全社員と志を同じくする地元住民(パートナー)が一体となって取り組むこのプロジェクトは、志を同じくする者が集い、伝統文化を発信していくという思いや椿によって過去から現在、未来へ人と人を繋げていくという決意がこめられている。
特に「つばき座プロジェクト」は、植樹活動や公園整備などとは違う「3つの座訓」をベースに取り組んでいる点に特徴がある。
3つの座訓は
①島に生きる人にフォーカスし、椿のある暮らしや島の自然と共生し続けてきた人の心、文化を継承する場所にする
②過去の形を再現するのではなくその土地ならではの文化や価値観を大切にし「コミュニケーションやつながりを生む」場所にする
③志を同じく活動する人たちと一緒に、どのようにすればいいか、などを理念として定めた椿あふれる集積地・クラスターを構築する健康経営活動といえる。

今後、ワークショップ、コミュニティースペースとしての活用など椿あふれる理想郷を目指してプロジェクト活動を広げて行く計画。

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