【連載】この中小化粧品会社に注目㉚メリア(下)~業績反映しVⅭが投資、トップランナーに浮上か~

2020.12.18

特集

編集部

創業してわずか3年超の新興ベンチャー「メリア」にベンチャーキャピタル(VⅭ)がこぞって出資したのは「メリアの潜在能力を引き出しデリケートゾーンのセルフケアを一般化することで、誰もが自分らしい美しさや自信を手にできる」というフェムテックの基本理念にⅤⅭが共鳴したこと。同時に、女性のライフスタイルに新しい価値を提供するデリケートゾーン用スキンケアブランド「アイム ラフロリア」を公式オンラインストアのほか、全国の百貨店やセレクトショップでの常設販売、多数のポップアップイベントの実施などによって業績を上げていることが投資の決め手になった。

通常、VCがベンチャーに投資するか否かの判断は、現実に売り上げを上げていることが絶対的条件といえる。どんなに素晴らしい技術であれ新製品、新サービスであれ、市場で売れなければ「絵にかいた餅」でVⅭは投資に関心を示さない。
ⅤⅭの投資判断は、新商品や新しいサービス形態が市場に受け入れられて収益を上げていることがVⅭ投資の重要なポイントといえる。

ところで、メリアの主要なデリケートゾーン用スキンケアブランド「アイム ラフロリア」は、2018年9月に市場投入した。
第一弾として毎日ケアをする中で“デリケートゾーンまでケアできる”訴求方法で「デリケートボディウォッシュ」を商品化した。同時に、携帯しやすく外出先でも使用できる「フレッシュクリアシート」を商品化し、この2アイテムを市場投入した。その後、店頭販売する中で、個客の悩みを聞いたところ、保湿・乾燥が気になるという声が多数あったことから、女性ホルモンをケアするザクロエキスやダイズイソフラボン、血行を促す和漢成分、ニオイケアのための茶カテキンなどの植物の恵みを配合した「デリケートボディクリーム」(写真)を商品化してラインアップを拡充、市場投入した。
2019年には「アイム ラフロリア」のこだわりと世界観をより多くの個客に伝えるため、ブランドサイトをオープンし販売拡大に打って出ている。

同社は、自ら企画開発した化粧品を広告代理店や小売店等を挟まず消費者とダイレクトに販売するDtoCブランドとしてより多くの人の手に届くように「ECでの販売や定期便などによる、リアルとデジタルの両輪で拡販を図って行く」考え。今後、店頭やアンケートなどで顧客の声を拾いながら、DtoCブランド商品を増やしていく考え。
果たしてすきま産業の国内デリケートゾーン化粧品市場で、トップランナーに躍り出ることができるか、今後の事業展開が注目される。

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