【連載】この中小化粧品会社に注目㊻ビューティーエクスペリエンス(下)~デジタル、パートナー、マーケットの3戦略を推進~

2021.03.23

特集

編集部

ビューティーエクスペリエンスは「デジタル戦略」、「パートナー戦略」、「マーケット戦略」の3戦略を打ち出して事業の成長を図るなどその経営戦略に注目が集まる。

社内のデジタル化は「いつでもどこでも働ける環境を確立する」との考えから、業務アプリをOffice 365、顧客管理をセールスフォース、書類などのデータ管理をBOX、経費精算をマネーフォワードなどのクラウドサービスを導入した。
こうした業務を場所を問わずに遂行できるようにするため、日常業務のペーパレス化を進め合わせてiPhoneやiPadを配布して外出先で業務を完結できるようにした。
これによりデータがクラウド上にまとまっていることから分析もしやすくなり、業務のスピードアップが図れるなど生産性向上に繋がった。同時に、パートナー戦略のもう1つの観点としてよりデジタル化に積極的なディーラーや美容室とパートナーシップを結んでいる。デジタル化で生産性を上げる意欲的な美容室とパートナーを組むことで、デジタル化によるコスト削減に拍車をかけるのが狙い。

パートナー戦略は、美容室やディーラーと化粧品を共同開発することでWIN-WINの関係に弾みをつけようというもの。
同社の強みは、美容室やディーラーと化粧品に関わる共同開発についてコンセプト設計の段階から商品開発を進めるなど、商品開発力の高さに定評がある。しかし同社は「約25万店に上る美容業界の中で、当社の商品を扱っている美容室は一部に過ぎない。引き続き、勢いのある美容室とのパートナーを組むことでともに成長につなげていく」と説く。

同社は、これらの3つの戦略的な取り組みによって現在、正規・非正規を含めた社員約213名、11種以上のブランドを展開するとともに美容室との取引による高い生産性を上げている。また、同社は、2020年12月から同社のサービス・WEBコンテンツを集約した公式無料スマートフォンアプリ「ビューティーエクスペリエンスアプリ」をリリースしている。

ちなみに同社の業績は非公開だが、官報決算公告による2018年9月期の業績は、純利益約7憶7000万円、利益剰余金約28億5300万円となっている。

#

↑