【連載】この中小化粧品会社に注目㊾プロテックス・ジャパン(下)~ヘアケア商品を美容室等に販売、ケアリスト教育に力~

2021.04.2

特集

編集部

プロテックス・ジャパンのグループ会社、株式会社ハホニコ(大阪府大阪市)は、ヘアケアブランド「ブラッグレーベル」や髪質改善トリートメント「グリ二コ」等のヘアケア商品を中心に代理店を介して全国の美容サロンに卸販売するとともにオンラインストア、アンテナショップ等に通信販売する販売事業を展開している。

プロテックス・ジャパンがスキンケア化粧品を中心に販売しているのに対し、ハホニコは、シャンプー、トリートメントなどヘアケア製品を中心に販売している点に特徴がある。

このヘアケア化粧品の販売と合わせて同社が力を入れているのが「ハホ二カケアリスト」と名づけたカウンセリング知識(スキル)をもつヘアケアの専門家育成制度。自社で定めたカウンセリング能力の基準をクリアし、カウンセリングスキルを持った同社の社員が全国の美容師を対象に講習会(写真)を開いて毛髪、頭皮の知識やダメージ原因を探り、 健康な状態に導くケア方法、ホームケアの提案、デザイン作りの提案等について教育する。すでに約1600名を超えるケアリストが誕生している。

さらに、プロフェッショナルスキルを持つ美容師を育成するために 「ハホニコケアリストアカデミー」を開講して全国から募集した美容師に対して「サイエンス」「毛髪の誕生と構造」「カウンセリング」の3項目に重点を置いた高度専門家の育成・研修に乗り出している。

同アカデミーは、美容師が顧客と一生涯お付き合いしていくためのスキルを習得するセミナー。最新の毛髪微細構造を通じて毛髪の知識を深めるとともにダメージの原因やそれに対する処理法を教えるなどグループワークにおいて実際のサロンワークに近い流れで体験できる内容となっている。

同社では美容師とのかかわりについて「エステテティシャンは、顧客との絆が強い責任ある職業。そんなエステティシャンの方たちとそれに関わる全ての方たちと一緒に「美容文化」を作っていきたい。「美容は人を幸せにする」 という信念を持ちながら美容師と一緒に歩んでいきたい」と説く。

引き続き、世界に誇れる美容化粧品・技術のメイド・イン・ジャパンをつくって世界に発信していく計画。

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