アイビー化粧品、下期に化粧水『リ ホワイト』の目標達成に自信

最新商品

2018.08.8

編集部

化粧品の訪問販売を展開する株式会社アイビー化粧品(東京都港区)は8日、都内で2019年3月期第1四半期(非連結)の決算説明会を開き、下期には新製品の化粧水『リ ホワイト』が目標販売本数の5万本を達成できるとの自信を示した。

『リ ホワイト』には、「トラネキサム酸」「グリチルリチン酸ジカリウム」「Ⅼ-アスコルビン酸 2-グルコシド」の3成分のほか、ドラッグデリバリーシステム概念を応用した浸透サポート保湿成分「ℓ‐メンチルグリセリルエーテル」を配合しており、美白美肌へ導く。ローションとクリームをラインナップしており、いずれも5万個の販売目標を掲げている。

2019年3月期第1四半期の販売実績は、ローションが2万6695本、クリームが2万4827個。いずれも5万個というそれぞれの目標のほぼ半分を達成済み。「美白系製品は処方が難しい中で、過去にないほど評判が良い」(常務取締役の中山聖仁氏氏)という。

2年前に販売を開始した浸透美活液『レッドパワー セラム』については、販売会社の方に「追加で仕入れなくても良いくらい」(中山氏)高い水準で在庫が積みあがっており、9月からのキャンペーンに向けて拡販に注力する考え。

『レッドパワー セラム』は、30数年来の人気商品だった美容液『リンクルローション』に代わる製品。ただ「30代には使いづらい」(中山氏)ものであったことから、同世代にも受け入れられる『レッドパワー セラム』を開発。販売当初は60万個以上を出荷したが、その翌年に100万個の大目標を掲げたものの、実際は30万個程度に着地し、全体の業績悪化を招いた。

ただ、今期は明るい材料もある。同社の売上増加に大きく影響を及ぼす販売組織の進捗が「過去にないほど好調」(中山氏)。2018年6月末の営業所は前期比73カ所増の6147カ所、BM(ビューティマネージャー)は同350人増の3万1679人、IM(アイビーメイツ)は同1701人増の25万2549人と増加傾向にある。

特にIMの動員数については、前年同期と比べて8000人以上増加しており、「年間5%の自然減」(中山氏)をカバーできる勢いがある。また、新規動員数を増やすための研修についても、売上に大きく影響するSA研修と美容教室が伸びており、特にSA研修は前期比26.6%増と好調に推移している。

下期は『レッドパワー セラム』の在庫解消に努めるとともに、好調なレギュラー製品の拡販を行っていく計画で、2019年3月期通期の売上高は前期比1.3%増の57億円、当期純利益は4億円の黒字化を見込んでいる。

参考リンク
株式会社アイビー化粧品

#

↑