遅めの朝食、早めの夕食で体脂肪減少

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2018.09.3

国際部

食事を取るタイミングが体脂肪に与える影響を調査した結果が8月30日、「the Journal of Nutritional Sciences」オンラインに掲載された。

英国サリー大学の研究者らによるこのパイロット・フィジビリティ・スタディ(本試験の実行可能性を探る予備試験)では、研究参加者13人に普通の生活をしてもらい、朝食および夕食の時間だけをずらすことで体脂肪と代謝への効果を検討した。研究の期間は10週間。参加者は、普段通りの食事時間のグループと、朝食を90分遅く、夕食を90分早く取るという食事時間介入グループに分けて比較した。食事摂取量、肥満および生化学レベル(グルコース、インスリン、脂質)の変化を計測、評価した。

その結果、食事内容および量は自由であったにもかかわらず、食事時間介入グループでは体重が減少し(P = 0.047)、摂取カロリー量も減少していた(P = 0.19)。また、食事時間介入グループでは、社会的食事/飲酒の機会が減少したことも報告されていた。研究者らは、食事時間介入の長期的、持続的可能性を確認し、結果を最大限に引き出すために、定位・定量的データに基づいたより大きな研究の設計が必要であるとしている。

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