ソーシャルメディアPinterestで紹介されている自家製の日焼け止めの効果を調査した研究結果が5月21日、「Health Communication」オンラインに掲載された。

世界で1億7500万人以上のユーザーを持つPinterestは、人々が必要とする健康情報の共有方法も変えた。特に天然由来成分への関心は、日焼け止め製品を含む多くの自家製レシピがPinterest上で増加していることでもわかる。しかし、自家製日焼け止めは市販品と異なり、効能や安全性について規制もテストもされていないので危険であると考えられる。

この研究では、直接コンテンツ分析を使用して、自家製日焼け止め剤がPinterestでどのように紹介されているかを調査した。研究者は5本のピンごとにサンプリングして189本の関連するピンを収集した。その結果、189本のピンのうち、大多数のピン（95.2％）が自家製日焼け止め剤の有効性を積極的に描写し、68.3％が不十分な紫外線防御を提供した自家製日焼け止め剤のレシピを推奨していた。研究者らは、Pinterestと自家製日焼け止め剤のレシピへの関心は、公衆衛生専門家が積極的にソーシャルメディアに取り組む契機となるだろうと述べている。