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独ヘンケル、包装材のリサイクル性向上のためのソフトを共有へ

独日用品・化学製品大手ヘンケルは、 包装材のリサイクル性を評価するために開発したソフトウェアツール「EasyD4R」を一般公開したと、このほど発表した。「EasyD4R」は、 製品開発の初期段階で包装のリサイクル性を迅速かつ正確に評価することを目的に開発されたツール。Plastics Recyclers Europeのカタログなどの一般的に認識されている基準カタログに基づいており、ヘンケルが全社的に使用している。同社はこの評価ツールを公式サイト(www.henkel.com/easyd4r)より無料で提供することにより、より多くの企業や組織がこの評価ツールを使用してより簡単に持続可能な包装ソリューションを開発することを支援する方針だという。

ソフトウェアは、基本材料、クロージャー、ラベル、色などの各構成要素の個々の重量比率に基づいて、包装材のリサイクル性を評価する。問題のある材料や組み合わせに対しては、リサイクルのために最適化できる材料の組み合わせに関する情報を提供する。

ヘンケルは、持続可能な包装への取り組みとして、2025年までにすべての梱包材をリサイクル可能、再利用可能、または堆肥化可能にすることを目標としている。同社の取り組みなどで、2025年にはヨーロッパの消費財製品の包装に使用される再生プラスチックの割合は、35パーセントにまで増加する見通しだという。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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