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短波高周波と高強度パルスライトの併用が敏感肌に効果

短波高周波と高強度パルスライト併用療法による敏感肌の治療を評価した結果が9月6日、「Journal of Cosmetic Dermatology」オンラインに掲載された。

今回の研究では、最適な治療法が確立されていない敏感肌への短波高周波(short-wave radiofrequency:SWRF)と高強度パルスライト(intense pulsed light:IPL)の併用療法の有効性と安全性を調査。敏感肌の患者22人を対象に、週1回のSWRF治療を4週間およびIPL治療を1回施術した。デジタル写真と三次元画像を撮影し、臨床効果は刺激症状や顔面紅斑などの指標であるsensitive scale-10の改善により評価した。さらに、紅斑面積およびTEWL値の測定も行った。

その結果、すべての患者で刺激感と顔面紅斑の主観的および客観的な改善が確認された。経表皮水分損失 (TEWL) 値の減少、紅斑領域のクリアランスは統計的有意な達成が治療後に見られた。有害事象は観察されなかった。SWRFとIPLの組み合わせは、皮膚バリア機能を修復することにより、敏感肌の皮膚刺激感と紅斑の緩和に効果的だったと結論された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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