マンカイウキクサに健康上の利益があることが判明したという研究発表が8月5日、米American Associates, Ben-Gurion University of the Negevからニュースリリースされた。この研究の詳細は「Diabetes Care」オンラインに掲載されている。
マンカイ ウキクサはたんぱく質を豊富に含み、生産も簡易で環境に優しい新たなスーパーフードとして注目されている。最近の研究では、マンカイ ウキクサを使った地中海式食は鉄と葉酸のレベルが高く、マンカイ ウキクサに含まれる鉄分は貧血ラットの鉄欠乏性貧血に対する一般的な治療と同程度に効果的であることを明らかにしている。今回の研究では、マンカイ ウキクサの作用のひとつとして、食後の血糖値コントロールに役立つことがわかった。
この研究では、マンカイ ウキクサを使ったシェイクと、炭水化物、たんぱく質、脂質、カロリーを同等としたヨーグルトシェイクと比較した。その結果、ウキクサシェイクを飲んだ参加者は、より低い血糖値ピークレベルを示し、より速いグルコース排出やより大きな満腹感なども確認できた。ハーバード大学公衆衛生学部のカフェテリアでは、調理が容易で使い勝手がよく、無味無臭のスーパーフード・マンカイ ウキクサを用いたスムージーを導入している。
