香料会社フィルメニッヒ、パントンと提携して2020年の色の香料開発
2019.12.11
国際部
スイスの香料会社フィルメニッヒは、5日、米パントンと提携して、パントンが2020年の色「パントン・カラー・オブ・ザ・イヤー」として選んだ クラシックブルーの香りとフレーバーを開発したと発表した。新鮮なブルーベリーの成分から作り出したフレーバーのほか、フィルメニッヒの調香師によって空と海の出会いを象徴するユニークなブルーの香りを2020年のトレンドとして消費財メーカーに提供する。
同社のフレーバー事業プレジデントの Emmanuel Butstraen氏は、 「安心できるブルーベリーとフレッシュグリーンのノートをクラシックブルーの特徴として開発した」と述べている。「今日、健康とウェルネスへの注目が高まる中、ブルーベリーは再発見されつつあり、食品や飲料の多くの分野で最も評価されるフレーバーの一つに成長している」と付け加えている。
同社が世界16カ国において約5000人の消費者を対象に実施したフレーバーに関する新しい調査で、消費者がブルーベリーに対して抱く一番の感情が「幸福」であり、その次は「快適感」だったという。