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男性の低脂肪食とテストステロン値の低さが関連

低脂肪食を続けている男性はテストステロン値が低いという研究結果が、「Journal of Urology」オンライン2月号に掲載された。

19992000年、200304年、201112年の米国の国民健康栄養調査のデータから、成人男性の血清テストステロンレベルと低脂肪、地中海および低炭水化物食との関係を調査した。その結果、研究選択基準を満たした3128人の男性のうち、低脂肪食の基準を満たしていたのは457人(14.6%)、地中海食の基準を満たしていたのは764人(24.4%)だったが、低炭水化物食の基準を満たしていたのは2人(0.1%未満)のみだった。全体の平均±SD血清テストステロンは435.5±6.7ng/dlで、低脂肪食および地中海式食の男性で低かった。年齢、BMI、活動レベル、糖尿病または併存疾患、前立腺がんで調整した多変量解析により、食事制限のない男性は低脂肪食の男性よりも血清テストステロンが高いことが示された。

わずかではあるが食事間の血清テストステロンの差が存在するため、低脂肪食を行う場合は潜在的な利益と比較検討する必要があると研究者らは述べている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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