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世界で最も検索されているスキンケアブランドは The Ordinary

スキンケアの比較サイト運営するSkincare Heroは、2021年上半期、世界で消費者が最もネット検索したスキンケアブランドはカナダ発祥の化粧品会社DECIEM(デシエム)が開発したThe Ordinary(ジ オーディナリー)だと、このほど発表した。同社は72のスキンケアブランドの検索頻度を国別に調査した結果、ジ オーディナリーは 米国、英国、オーストラリア、カナダ、フランスを含む41か国で最も検索されたブランドだった。

同社はAhrefs (エイチレフス)キーワードエクスプローラーを使用して、世界の月間平均検索ボリュームを調査して分析した。

同調査の結果、2位にはユニリーバのダヴ(9か国)、3位に皮膚科スキンケアブランドBioderma(ビオデルマ)と続いた。 ジ オーディナリーの人気急騰について同社の創設者のジェイク・アグニュー氏は、動画プラットフォーム TikTokへの投稿やインフルエンサーの後押しが奏功した可能性を指摘している。ブランドの手頃な価格(3.50ドル〜28.90ドル)も消費者にとっては魅力的だという。

大手化粧品会社エスティローダーは先月、ジ オーディナリーの親会社デシエムの所有権を29%から79%に引き上げて過半数株を取得しており、3年以内に完全に買収する計画。

世界で最も検索されているブランド トップ10
1:The Ordenary(ジオーディナリー)41カ国
2:Dove(ダヴ) 9カ国
3:Bioderma(ビオデルマ)6カ国
4:Cerave(セラヴィ)5カ国
5:Estee Lauder(エスティローダー)4カ国
6:L’Oreal(ロレアル)3カ国
Vichy(ヴィシー)3カ国
8:Clinique(クリニーク)2カ国
Neutrogena(ニュートロジーナ)2カ国
10:DE LA MER(ドゥ・ラ・メール) 1カ国
Caudalie(コーダリー)1カ国

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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