米消費者、栄養成分表示でチェックする項目の最上位は砂糖とカロリー
2020.01.29
国際部
グローバル情報会社NPDグループは、8日、米国の食品の栄養成分表示への消費者の関心を調査した結果( Health Aspirations and Behavioral Tracking Service )を発表した。これによると、米国の消費者の9割近くが栄養成分表示ラベルを読んでいることが明らかになった。
栄養成分表示ラベルを読む米国消費者の57%が砂糖の含有表示を検索しており、45%が栄養成分表示ラベルを見てカロリーに関する情報を読んでいるという。 ナトリウムとタンパク質の含有量への関心も高く、ナトリウムの含有量をチェックする人(38%)、タンパク質の含有量をチェックする人(33%)と続いた。 全脂肪とトランス脂肪をチェックする人も多いが、飽和脂肪に関してはほとんどの消費者が関心を持っていない結果となった。
2020年1月1日より、米国では 栄養成分表示の規則が更新されており、より大きなフォントでカロリーが表示されるようになった。食品のパッケージ全体の栄養成分リストに1人前の栄養成分リストが追加されるようになり、砂糖の含有量表示には、調理する過程で加えられた糖分の表示も追加されている。