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牛乳の摂取量が多いほど、乳がんのリスクが上がる

乳製品および大豆、またその相互関係と乳がんのリスクを論じた研究が32日、「International Journal of Epidemiology」オンラインに掲載された。

大豆、乳製品の摂取量と乳がんのリスクの関連性は一貫していない。今回の研究は、乳がんリスクに対する大豆と乳製品の相互交絡を評価するために実施された。研究では、癌のない52795人の北米人女性(29.7%が黒人)のコホートを7.9年間追跡調査した。食事摂取量は食物摂取頻度アンケートから推定し、乳がんの発症はがんレジストリのデータから検出した。分析は多変数比例ハザード回帰を使用した。

追跡期間中に1057件の新しい乳がん症例を確認した。大豆製品と乳がんの間に明確な関連はみられなかった。しかし、全脂肪か低脂肪乳かを問わず、乳製品のカロリーと乳製品の摂取量が多いと、乳がんのハザード比が上昇した。チーズおよびヨーグルトと乳がんとの間に関連はみられなかった。牛乳を豆乳に置き換えると乳がんハザード比が下がると推算された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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