世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

リバウンド防止のための高たんぱく食の効果は短い

減量維持のためのたんぱく質豊富な食事の効果を検討した論文が615日、「Current Obesity Reports」オンラインに掲載された。

肥満症患者の減量後体重管理、またリバウンド防止に高たんぱく質食の効果を確認した試験は多く報告されている。また、高たんぱく質食による減量効果のメカニズムに関しても多くの研究がなされている。今回の研究では、減量した体重の維持管理に対する高たんぱく質食の影響について検討した。

23件の小規模無作為化試験、およびいくつかの大規模無作為化試験を調べた結果、通常のたんぱく質食(総カロリーの1020%がたんぱく質由来)に比べ、高たんぱく質食(同2035%、1.21.9g/kg∙day)の有効性が示されれていることが確認できた。これらの研究のほとんどは、短期(312か月)の体重のリバウンドが低たんぱく質食より高たんぱく質食で12kg少ないことが推察されるものだった。この影響は、食事コンプライアンスの減少が原因と考えられており、観察期間が長くなると影響が弱まっていた。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP