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イギリスでのコロナ禍で変わるフレグランス市場の未来

コロナ禍により美容業界ではフレグランスが最も打撃を受けたカテゴリーの一つになっており、回復も遅いと予測されている。グローバル市場調査会社ミンテル の公式ブログ(7月22日)で、外出を控える消費者は、必要でないと見なされている美容製品の使用を減らし、そのため購買欲も減少していることを明らかにした。フレグランスカテゴリーでは消費者はオンライン販売チャネルをリピート購入のために利用する傾向が高いという。

同社のビューティ&パーソナルケアのシニアアナリストのサマンサ・ドーバー氏は、フレグランスブランドは、より魅力的なオンラインショッピングエクスペリエンスを作成する必要があり、仮想コンサルティングサービスなどを導入してファーストバイヤーへのマーケティングを強化する必要があると指摘している。

消費者のフレグランスへの新しい関心調査の一例として、イギリスの消費者は 保湿効果をもたらすフレグランスに関心を持っていることを取り上げている。
イギリスのフレグランス利用者が求めているのは、ストレス解消、活力、リラックス効果だという。新しいカテゴリーへの移行については、人々が家でより多くの時間を過ごすようになり家庭用フレグランスは特に需要拡大の機会が有望視されているようだ。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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