首のシワに対するボトックス治療の効果を評価した論文が11月21日、「Aesthetic Surgery Journal」オンラインに掲載された。

今回の研究では、単剤療法の3つの研究とマルチモーダル併用療法の2つの研究（患者：24-65歳の女性112人）を対象にシステマティックレビューを行い、ボツリヌス毒素A型（BTX-A）治療の首のシワへの有効性と安全性を評価した。併用療法では、強度集束超音波、凝集性高密度化マトリックスヒアルロン酸、マイクロ集束超音波などとの組み合わせが報告された。単剤療法に関する3つの報告のうち1つだけが、満足度と改善率が50％未満だったが、全体として重篤で持続的な副作用なしに高い患者満足度を達成していた。

今回の研究ではサンプルサイズが限られているため、首のシワに対するBTX-A治療の美的効果を強く証明することはできなかったが、今後増加することが見込まれる首のシワ対策の需要に応えることができる効果的な技術であることは示唆された。