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コロナ禍でのマスク着用でニキビ患者増加

新型コロナ感染症拡大防止のためのマスク着用による皮膚への影響と危険因子を調査した結果が10月21日、「Journal of Primary Care & Community Health」オンラインに掲載された。

今回の研究は、タイにおけるフェイスマスク推奨後の調査である。調査の結果、フェイスマスク関連の有害な皮膚反応の有病率は454例が報告され、そのうちニキビが最も頻度が高く(39.9%)、続いて顔の発疹(18.4%)、かゆみ(15.6%)と続いた。サージカルマスクは布製マスクと比較して皮膚への有害反応のリスクが高かった。1日4時間以上のフェイスマスク着用とフェイスマスクの再利用は、毎日マスクを交換する場合と比較して、有害な皮膚反応のリスクを高めることがわかった。

研究者らは、フェイスマスクに関連する有害な皮膚反応のリスクを減らすために、非医療従事者は布製マスクを着用することを提案した。この提案は、また、新型コロナウイルス感染拡大中に医療従事者が使用するべきサージカルマスクの需要を減らすのに役立つ可能性があるとしている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

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