大人ニキビの特徴:インド調査
2021.03.8
国際部
インドの男女成人尋常性ざ瘡患者の臨床像を調査した結果が3月2日、「Journal of cosmetic dermatology」オンラインに掲載された。
25歳以上で尋常性ざ瘡(ニキビ)歴のある2万4056人の成人患者を登録。ニキビの種類、年齢、性別、ニキビの部位、およびニキビ発症に関連する要因、検査記録を調査した。
その結果、180人でニキビを確認し、有病率は0.74%だった。ニキビ患者の平均患者は30.1歳だった。患者の81.7%は女性で、68.3%は持続性ニキビを有していた。この研究集団で一般的に見られたニキビは炎症性丘疹性痒疹(72.8%)、発症部位は頬(85%)で、62.8%に瘢痕が認められた。関連要因では、慢性ストレスで23.9%に、ニキビ家族歴は60.6%で認められた。全体で43.5%の患者が化粧品による悪化を報告し、42.8%で油分が多く高血糖(高GI)食品の摂取歴が認められた。月経前フレアが61.9%、多毛症が16.3%の女性患者に見られた。