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視覚/聴覚障害の男性で肥満の確率高い

成人の視覚/聴覚と肥満との関連を調査した論文が発表されたことが6月8日、Anglia Ruskin Universityからニュースリリースされた。この論文は「European Journal of Public Health」オンラインに掲載された。

今回の研究では、2017年スペイン国民健康調査参加者データを対象に調査を実施。視覚/聴覚障害は自己申告とし、運動不足は国際身体活動アンケートショートフォームで評価した。肥満は自己申告による体重と身長に基づいてBMI30以上と定義した。

その結果、多変量ロジスティック回帰では、運動不足と肥満との関連は視覚障害者と比べて聴覚障害者で強かった。性別層別分析では、聴覚障害と視力障害を報告した男性の運動不足と肥満との間に有意な関連が示され、この関連は女性では見られなかった。「運動不足と肥満の間の有意な関連は、視覚または聴覚に問題のあるスペイン人男性で観察された。身体活動は障害のある男性の肥満予防に重要な役割を果たしているため、身体活動奨励のために積極的な措置を講じる必要がある」と研究者らは述べている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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