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睡眠の断片化が肥満リスクと関連

深い睡眠が得られない「睡眠の断片化」が肥満リスクと関連しているという研究結果が7月1日、「Obesity」オンラインに掲載された。

睡眠障害は肥満の危険因子として認識されている。今回の研究では、睡眠ポリグラフの記録を使用して、睡眠の断片化と肥満との関連を検討した。睡眠心臓健康研究(平均年齢63.2歳:男性2835人、女性2888人)を対象に、自宅でのポリソムノグラフィーにより総覚醒指数、レム睡眠中の覚醒指数、ノンレム睡眠中の覚醒指数を測定し、睡眠断片化指数、睡眠効率、および入眠後の覚醒を算出した。

その結果、多項ロジット回帰により、肥満者で有意に高い総覚醒指数、レム睡眠中の覚醒指数、ノンレム睡眠中の覚醒指数、入眠後の覚醒が認められた。さらに、重回帰分析では、総覚醒指数、レム睡眠中の覚醒指数、ノンレム睡眠中の覚醒指数、睡眠効率、入眠後の覚醒とBMIの間に明らかな相関関係が示された。研究者らは「睡眠の断片化の改善は、肥満のリスクを減らすことに貢献する可能性がある」と述べている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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