世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

体脂肪指数は肥満手術後の成果をよりよく予測

ルーワイ胃バイパス術後の体重減少を予測する臨床指標はどれかを調査する研究が8月2日、「Annals of nutrition & metabolism」に掲載された。

肥満の最も効果的な治療法の1つであるルーワイ胃バイパス術でも、術後の体重減少が不十分な例が存在する。肥満指数の予測性は減量治療の実施と最適化にとって重要な参考値と考えられるため、今回の研究では、肥満関連の一般的な臨床指標、内臓脂肪指数(VAI)、脂質蓄積産物(LAP)、体脂肪指数(BAI)、心臓代謝指数(CMI)が術後の体重減少の結果を予測するかを評価した。

その結果、BAIが低い被験者(男性で32.54未満、女性で37.39未満)は、手術後12か月で高い%EBMILと%EWLを示した。 BAIは、男性と女性の両方で、手術後12か月の%EWLと独立して関連していた。BAIの受信者動作特性曲線下面積は、VAI、LAP、およびCMIよりも有意に高かった(男性で0.773、女性で0.818)。以上のことから、結論として、BAIが術後の減量を予測する信頼できる代理マーカーであることが分かった。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP