米化粧品パッケージ大手がサステナビリティ戦略を再定義 温室効果ガスなど削減
2021.08.4
編集部
化粧品パッケージ大手のWWP Beauty(アメリカ/カリフォルニア州ロサンゼルス)は7月20日、サステナビリティ(持続可能性)戦略を再定義し、同社究極の目標は「すべての美容ブランドがよりクリーンな美容を実現するための道を見つける手助けをすること」とした。
その実現に向け「責任をもった透明性がある製造」、「エコデザイン技術」、「ゼロウェイスト(ゴミを出さない)と循環持続可能性」、「材料革新」、「クリーンでコンプライアンスに準拠した配合」、「グリーンケミストリー(環境に優しい合成化学)」の実践に取組むとしている。
さらに、同社は新しいアプローチを使用して「持続可能性の6R」のブランドソリューションを展開するとしている。この6Rとは「削減(Reduce)」、「再利用(Reuse)」、「リサイクル(Recycle)」、「交換(Replace)」、「尊重(Respect)」、「再生(Rebirth)」の6つを指す。
具体的な例としては、最近のペントアワードにノミネートされた「ColorVueリップスティック」がある。この製品は従来に比べ、1個あたりのプラスチック使用量が19%少なく、1個あたりのGHG排出量(温室効果ガス排出量)が85%少なくなっているという。
また今後の展望について同社CEOのJosh Kirschbaum氏は、「製品の提供と、サポートおよび提携している組織の両方を通じて、世界に対して前向きで積極的な影響を与えることに深く取り組んで参ります」と話している。