エスティローダー2021年度、堅調な業績報告
2021.08.23
国際部
米エスティローダーは、19日、2021年6月30日に終了した会計年度の売上高が162億2000万ドルで、前年度の142億9000万ドルから13%増加したと発表した。 純利益は、前年度比422%増の28億7000万ドルで堅調な業績が報告された。
売上高は、2020年後半にほとんどの市場で小売店が閉鎖された前年度と比較して、特定の市場の実店舗の小売店が徐々に再開および回復したことを反映して、すべての地域でほとんどの事業部門で増加した。第4四半期の売上高の伸びは62%に加速しており、2022年度も売上高回復が続くと見込まれる。
部門別に売上高を比較すると、メイクアップ部門の低迷は続いており通年でマイナス成長になった。スキンケア部門は前年比28%の増加、フレグランス部門は前年比23%の増加と目覚ましい結果を出した。エスティローダー、ラメール、ジョーマローンロンドンなどのイノベーションの強化が奏功し、8つのブランドの売上が二桁成長した。
地域別の売上高を比較すると、アジア太平洋地域が前年度比29%増と最も堅調だった。上海のイノベーションセンターと東京近郊の製造施設への投資がこの地域での急速な成長を促進した。