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丘疹性のニキビ瘢痕の特徴

ニキビ瘢痕をタイプごとに3つに分け、その特徴をまとめた論文が7月30日、「Dermatologic Surgery」オンラインに掲載された。

ニキビ跡のある416人の患者を対象にした後ろ向き研究が実施された。臨床写真に基づいて皮膚科医がニキビ瘢痕を3つのタイプ(萎縮性、丘疹、肥厚性)に分類し、丘疹性痒疹瘢痕(papular acne scars)の臨床的および組織学的特徴を分析した。

その結果、410人の患者(98.56%)は萎縮性瘢痕を有し、53人の患者(12.74%)は肥厚性瘢痕を有し、46人の患者(11.06%)は丘疹性痒疹を有していた。20人の患者(4.81%)は丘疹と肥厚性瘢痕の両方を有していた。組織学的分析では、肥厚性瘢痕および丘疹性痒疹瘢痕の両方に線維性組織があることを示した。丘疹性瘢痕の線維症は真皮上部に限定されていた。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

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