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ニュージーランドの一般的なダイエット法をレビュー

ニュージーランドの一般診療における成人の肥満管理のレビューが9月13日、「Journal of Primary Health Care」オンラインに掲載された。

ニュージーランドでは成人の32%が肥満であると報告されており、重大な関心事となっている。今回の研究では、ニュージーランドで一般的に実施されている肥満管理のレビューを行った。25~64歳でBMI30以上(併存疾患がある場合はBMI25以上)のニュージーランド成人の肥満管理に関する査読済みの研究について、6つのオンラインデータベースを検索した。選択基準は独自の研究であり、測定可能な結果として体重減少で評価されていることだった。

その結果、対象となった11の研究のうち、9つの研究がベースラインからの統計的に有意な体重減少を報告し、2つの研究では有意な体重減少の報告はなかった。3つの研究では、先住民マオリの行動計画法カパパマオリアプローチ(Kaupapa Māori approach)を使用していた。減量の結果は0.56から12.1kgの範囲だった。減量の介入は、個々の患者に対する戦略と適合性が異なった。今回の結果から、プライマリヘルスケアの専門家が参照できる効果的な減量介入が存在することがわかった。ほとんどの介入はある程度の体重減少をもたらしましたが、患者は文化的に適切な方法で食事療法、運動および行動修正の組み合わせを含むより包括的な介入を必要とするかもしれないと考えられた。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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