スイス香料メーカーのフィルメニッヒは、5月30日、中国の杭州に拠点を置く大手デジタルテクノロジーのパイオニアであるScentRealmと戦略的パートナーシップを締結したと発表した。同社の香りと味覚の創造に関する専門知識とScentRealmの革新的なデジタル技術を組み合わせることで、中国市場向けの新しい香りと香りの体験アプリケーションを探索する。
中国は、フィルメニッヒの将来の成長機会を促進する重要な戦略的市場として位置づけされている。2019年に張家港に最大のフレーバー製造工場を建設、上海のダウンタウンに最初のファインフレグランスアトリエ、ユニークなカスタマーエクスペリエンスセンターなど建設するなど中国でのフットプリントと能力を拡大するために30年以上一貫して投資してきた。
ScentRealmは、デジタルセンステクノロジーとデジタルセンスソリューションプロバイダーに携わる最初の中国企業として、エンドユーザーにより良い香りの体験を提供するための画期的なテクノロジーを開発している。アジア競技大会のオフィシャルパートナーであり、2022年4月に杭州にオフライン体験センター「ScentMetaverse」をオープンしている。
