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思春期女子のニキビを増やす食品、減らす食品

思春期女子における特定の食品摂取とニキビ関連生活の質(QOL)との関連を調査した結果が9月16日、「International journal of environmental research and public health」オンラインに掲載された。

今回の調査は、ポーランドの思春期女子全国サンプル1370人を対象に、選択された食品グループの摂取頻度がニキビ関連の生活の質に及ぼす影響を評価。ニキビ関連生活の質は、the calculated Social Quality of Life (SOCQOL) ScoreのAcne Quality of Life (AQoL) Scale、Cardiff Acne Disability Index(CADI)のAcne Disability Questionnaire(ADQ)を用いて評価した。ニキビ関連食品グループの摂取頻度は、ニキビ特有食物頻度アンケート(Acne-FFQ)を用いて評価した。

その結果、ニキビ関連生活の質によって層別化されたサブグループ間で食品の摂取に差はなく、食品の摂取とSOCQOLスコアの結果に相関は見られなかった。CADIはファストフード、塩辛いスナック、チョコレート菓子と正の相関が、牛乳以外の乳製品と負の相関が示された。ポーランドの思春期女子では、ファスフード、塩辛いスナック、チョコレート菓子がニキビを促進、牛乳以外の乳飲料はニキビを抑制する食物因子だった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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