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運動30分前のコーヒーで脂肪燃焼が増加

有酸素運動の30分前にカフェインを摂取すると、脂肪燃焼が大幅に増加させる可能性があることを示した研究成果が3月22日、University of Granadaからニュースリリースされた。研究の詳細は「Journal of the International Society of Sports」に掲載されている。

今回の研究では、カフェインをほぼ摂取していない活動的な男性15人(年齢32±7歳)を対象に、三重盲検プラセボクロスオーバー実験デザインで7日間隔4回の段階的運動試験を実施した。対象者は午前8時および午後5時に3mg/kgのカフェイン(濃いコーヒーに相当)またはプラセボを摂取し、運動試験中の最大脂肪酸化率および最大酸素摂取量を間接熱量測定で評価し、最大脂肪酸化を誘発した運動強度を算出した。

その結果、最大脂肪酸化率および最大酸素摂取量は午前に比べ午後で有意に高かった。プラセボに比べカフェインは午前の平均最大脂肪酸化率を10.7%、午後では29.0%増加させた。 また、カフェインは午前の平均運動強度を11.1%、午後では13.1%増加させた。この研究からは、有酸素運動を午後に行うこと、運動前にカフェインを摂取すること。この組み合わせが脂肪燃焼増加を希望する人にとって最適なシナリオを提供することを示唆された。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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