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植物アダプトゲンの有効成分と効果

皮膚科学における植物アダプトゲンの計量文献学的研究の結果が2月6日、「Drug Design, Development and Therapy」オンラインに掲載された。

肌荒れの改善え、くすみ肌や敏感肌にも効果があるということで、ここ最近注目を集めている植物アダプトゲンを対象に行われた研究報告の計量文献学的研究を実施。1999年から2022年に公開された植物アダプトゲン関連の論文とレビューを、Web of Science Core Collection データベースから入手し、計量文献分析を実施した。 また、2021年までの化粧品分野における植物アダプトゲンの特許状況を分析した。

その結果、植物アダプトゲンの効果はアトピー性皮膚炎、にきび、アレルギー性接触皮膚炎、乾癬、湿疹、男性型脱毛症などで見られた。また抗菌・抗真菌、抗炎症、美白、抗脱毛などへの効果も確認できた。特許分析の結果からは、植物アダプトゲンの肌への効果は主に老化防止に焦点を当てていることが分かった。植物アダプトゲンの皮膚科学的効果は、主にマメ科、ウコギ科、シソ科に由来し、主な有効性植物化学成分はテルペノイド、フェノール化合物、およびフラボノイドだった。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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