タンパク質豊富な朝食は食欲を抑制する
2013.11.20
編集部
11-16日に米国アトランタで開催された米国肥満学会年次総会で新しい研究結果が発表された。18-55歳の女性を対象とした実験で、ソーセージと卵をベースとした高タンパク質の朝食を摂った女性は、パンケーキとシロップの低たんぱく質または朝食抜きの女性に比べ、午前中の食欲が抑制されていたことがわかった。
実験のために供された朝食はすべて300kcalで、高タンパク質の朝食にはたんぱく質を30-39g含んでいた。参加者は朝食前・昼食までの30分ごとに、空腹度や満腹度などについてのアンケートに回答した。昼食はパスタを用意し、満腹になるまで食べてもらった。
アメリカ人は一般的に十分なタンパク質を摂取しているが、朝食時に少量または朝食抜き、昼食時に適量、そして夕食時に最大量を摂る傾向にあるという。
主任研究者の一人でMérieux NutriSciences社の研究員でもあるKevin C. Maki氏は、「たんぱく質豊富な朝食は食欲を抑制し、その日の一日の過食を潜在的にさけるのに役立つかもしれない」と述べている。