概要
南米やオーストラリアなど乾燥地に生息する常緑樹「ホホバ(ツゲ科の常緑小木)」の実から採取する油分のこと。
ホホバの潅木は2年以上も水なしで生息し｢黄金色のオイル｣を提供しつづける能力から、現地の人は昔からホホバオイルを「砂漠の黄金の液体」と呼び、食用やスキンケア、ヘアケアにと幅広く利用してきた。ホホバオイルは他の食物油脂と分子構造が異なり、主成分は脂肪酸の脂肪アルコールエステル(液状ワックス)となる。そのためホホバオイルは皮に塗布してものびがよく、べたつかず感触がいいのが特徴だ。
美容へのアプローチ
完熟したホホバの種子から得られる黄金の液体｢ホホバオイル｣は、400年以上も昔から傷の治療、肌の乾燥、髪の手入れ、湿疹などの民間薬として親しまれてきた。
近年では栄養補助食品、ダイエットサプリメントなどにも用いられている。人間の皮脂に極めて近く、皮膚との親和性が高いといわれていることからも、理美容・エステにも幅広く活用されている。施術前のキャリアオイルとして、またエッセンシャルオイルのベースオイルのブレンドとして、すべてのオイルとの相性がよく、特性を生かすことができる万能油である。
