米国食品医薬品局（FDA）の犯罪捜査局は3月26日、ダイエット薬で米国での販売名StarCapsを不正商表示、ディストリビュータで著名なダイエタリー・アドバイザーのNikki Haskell氏を有罪としたことを発表した。
問題となったのは、StarCapsに含まれていたブメタニド。ブメタニドは肝疾患、腎疾患患者の浮腫を治療する利尿剤で、日本でも使用されている医薬品。筋肉増強剤のステロイドなどの排出を助けるために使われることが多く、ナショナル・フットボール・リーグ（NFL）をはじめ、多くのスポーツ団体で禁止されている処方薬であること、また、StarCapsは「全て天然素材」と表示して何年にもわたり米国で販売を続けていた。
Haskell氏は、StarCapsの販売会社BALANCED HEALTH PRODUCTS社の社長兼最高責任者であり、セレブのパーティなどでも見かける有名人とか。各方面への影響が懸念される。
