ボトックスによるアレルギー、初の報告
2014.06.5
国際部
2013年9月に、目じりの小じわ改善の治療薬としてFDA(米国食品医薬品局)が承認したボトックス剤onabotulinumtoxinAの副作用が報告された。
「Aesthetic Surgery Journal」オンライン版に5月20日掲載された報告では、患者は43歳女性。ボトックスとヒアルロンサン剤のJuvédermを注入後に、激しいかゆみを訴えた。ブリックテストおよびパッチテストを実施し、T細胞媒介型のアレルギーであることが確認されている。
著者らによれば、onabotulinumtoxinAによるアレルギーの報告としてはこれが初めて。これまでのところ、ボトックスにはアレルギーはほどんとないと考えられており、ボトックス注入に際しても、通常、アレルギーテストは行われていないため、今後は注意が必要となるかもしれない。