「夏アレルギー」でしわやクマ

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2014.06.18

国際部

花粉症と風邪の初期症状がよく似ていることは知られている。特にスギ花粉の飛散期は風邪の流行期でもあり、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなど見分けるのは難しいこともある。花粉症が「春アレルギー」とすれば、「夏アレルギー」にも注意をと、米国のアレルギー専門医師の団体・アレルギーぜん息&免疫学アメリカンアカデミー(American College of Allergy, Asthma & Immunology :ACAAI)は6月11日、団体のサイトに情報を掲載した。

夏アレルギーにより、人によっては深刻なダメージを受けることがあると、ACAAIの会長Michael Foggs博士は述べている。「くしゃみ、鼻水、涙目だけではなく、目や鼻の周辺にできるクマなどの見た目を損なう症状も夏アレルギーが引き起こす可能性がある」。

症状として挙げられているのは:

・アレルギーシャイナー:デリケートな目の周りの皮膚下の小血管のつまりや腫れによる変色。
・アレルギー(アデノイド)フェイス:鼻アレルギーが喉のアデノイドの腫れを引き起こし、疲れて垂れたような顔つきになる。
・鼻の横じわ:鼻づまりやかゆみで鼻をこするためにできる、鼻のしわ。
・口呼吸:重度の鼻詰まりが伴うアレルギー性​​鼻炎。

ACAAIによると、「夏アレルギー」の主な原因は、花粉、カビや虫刺され。しかしセロリ、リンゴ、メロンなどの新鮮な食材も、アレルギー症状を引き起こす可能性があるという。夏のアレルギー症状は風邪、食物アレルギーまたは他の病気と誤解されやすい。症状が2週間以上持続する場合は、適切な検査、診断、治療のためアレルギー専門医への相談がお勧めという。

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