エイキット、化粧品・医薬品などのライフサイエンス分野に本格参入
2014.06.23
編集部
工業分野での開発品の信頼性を評価する受託評価サービスを専業としてきたエイキット株式会社(岐阜県大垣市)はこのほど、新たにライフサイエンス分野(食品・化粧品・医薬品)に特化した京都事業所(京都府京田辺市、写真)を開設した。新規分析装置の導入や実験設備を増設したことで対応サービスが大幅に増え、幅広い評価項目の対応が可能となった。
同社は1999年の創業当初より、工業分野(自動車、弱電、精密部品)での受託評価サービスを専業とし、中部・関東・関西地域に事業所を展開してきた。2012年、産学連携のもと生命医科学検査センターを設立し、老化の危険因子といわれている糖化ストレスの評価法などの研究開発を行ってきた。工業分野と同様に、ライフサイエンス分野でも受託による分析・試験のニーズが多くあり、より広範な対応ができるよう、京都事業所の開設にいたった。
京都事業所では、食品・化粧品・医薬品などの機能性の評価試験や各種分析装置を使用した機器分析を行う。特に生化学実験の抗糖化評価サービスでは、大学監修の専門性の高い評価の実施が可能。そして、抗酸化・血糖抑制、抗炎症、抗アレルギー、抗肥満、抗老化、美白評価などの実験サービスも取り揃えて、客のニーズに合った評価試験を行う。その他、美容効果、安全性評価などの細胞実験、角層評価、各種機器分析の受託もしており、新たな分析装置の導入や実験設備の増設で、幅広い対応が可能になった、とのこと。
同社は今後、京都事業所での生化学実験・機器分析を強化して、ライフサイエンス分野で必要とされる受託専門会社になれるよう、サービスメニューの開発から品質の高い分析・試験を実施していく。
- 参考リンク
- エイキット株式会社