米国では2025年までに、清涼飲料のカロリーを20%削減

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2014.10.1

国際部

米国心臓協会とクリントン財団によって設立された団体「The Alliance for a Healthier Generation」は、米飲料協会(American Beverage Association)との協議の結果、2025年までに、清涼飲料のカロリーを20%削減することを、9月23日に発表した。米飲料協会は、コカ·コーラ、ドクターペッパー·スナップル·グループ、ペプシコなどの飲料業界大手が参加する飲食協会では米国最大手のひとつ。

地球上の問題に対して解決策を協議し、実際に行動に移していこうという「クリントン·グローバル·イニシアチブ」の活動の一環としてすでに、2025年までに飲料カロリーの一人当たりの消費量を20%削減するという目標が設定されており、飲料大手は2重の目標設定をされたかたち。

これは肥満を社会的問題としてとらえ、戦っていこうという米国あげての取り組みを意味している。飲料メーカーは、消費者がよりカロリーの少ない飲料を選択肢にできるような工夫、カロリー量の掲示などの取り組みを強化する。

「クリントン·グローバル·イニシアチブ」は、米国大統領を引退後にクリントン氏が立ちあげたプロジェクト。米国のみならず世界的にも大きな影響力があり、9月24日には安部総理がクリントン・グローバル・イニシアティブ国際会議の全体会合「女児・女性のための平等」に出席し,ヒラリー・クリントン前米国国務長官と対談している。

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