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緩やかでも急激でも、ダイエット後のリバウンド率は同じ

ダイエットにおける減量の速度とリバウンドの関係についての研究が10月16日、「Lancet Diabetes & Endocrinology」オンライン版に掲載された。

減量のためのガイドラインでは、急激な減量はリバウンドを起こしやすいとして、緩やかな減量を推奨している。今回の研究は、減量の速度とリバウンドの関係を明らかにするために行われた。オーストラリアにあるメルボルンメトロポリタン病院での介入研究は、18~70歳の男女を対象に行われた。参加者はBMI30~45の太りすぎまたは肥満の200人で、12週間の急激なダイエットまたは36週間の緩やかなダイエットプログラムどちらかに割り付けられた。

減量成功(体重を12.5%以上の減量)は12週の急な減量群で81%、36週の緩やかな減量群で50%が達成した。その後の追跡調査では、急な減量群で71.2%、緩やかな減量群で70.5%がリバウンドしていた。研究者らは、この結果が「現在のガイドラインと一致していない」と述べている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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