カロリー表示は遊園地のポップコーンや自販機にも

最新商品

2014.11.28

国際部

米国食品医薬品局(FDA)は11月25日、食事のカロリー表示における新しいルールを発表した。

新ルールによると、20以上のチェーン店を持つ飲食店はすべて、メニューへのカロリー表示が義務づけられることになった。飲食店の中には映画館のポップコーン販売カウンターやアイスクリームショップ、ベーカリー、コーヒーショップのほか自動販売機も含まれる。適応されないのは、店舗数20未満か独立したレストラン。食料品店、移動販売のスナックやアイス、飛行機や列車などの食事サービス。

このルールは、the Patient Protection and Affordable Care Act(PPCAC、患者保護並びに医療費負担適正化法)、通称オバマケアの一部として施行が必要とされたもので、医療改革の一環に位置付けられている。カロリーや栄養表示により自分の食生活をチェックし、食べ過ぎを防ぎ、肥満や糖尿病を防ぎ、最終的には医療費削減につなげようという狙いがある。

レストランなどは1年の猶予期間、自動販売機には2年の猶予期間が与えられ、全面的な実施は2016年になる予定。カロリーと栄養情報はメニュー脇に記載する必要はなく、客の要求に応じて書面で渡すことも可能という。

#

↑