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成人の半数以上に自覚なしの骨盤のゆがみ

女性に多い骨盤のゆがみは、骨盤の中央にある仙骨とその周りにある腸骨をつなぐ仙腸関節に異常があることが多いと言われている。腰痛などの症状が出る場合もあるが、症状がない場合も多いという仙腸関節症についての論文が6月15日、「The Journal of Bone & Joint Surgery」オンライン版に掲載された。

医療機関で撮影された腰痛または骨盤帯痛歴のない患者の骨盤のコンピュータ断層撮影(CT)画像500件について分析を行った。その結果、373件の画像(仙腸関節746個)の変形変化を特定し、評価対象とした。仙腸関節症は全体の65.1%で見られ、30.5%で目立った変性が発生していた。仙腸関節症の有病率は年齢に伴い増加し、70歳代では91%で変形が見られた。

研究者らは、仙腸関節症は本人の自覚がなくても有病率が高く、年齢との関係を指摘した。無症状でも、画像で変性が見られた場合は注意が必要と述べている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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