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ファストフードより不健康かもしれないレストランでの食事

レストランでの食事はファストフードより健康的でないかもしれないという研究が7月1日、米イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校のウェブサイトで発表された。研究の詳細は「European Journal of Clinical Nutrition」に掲載された。

研究は米国国民健康栄養調査に参加した1万8000人以上のアメリカ人を8年間追跡調査したもの。

レストランで食事をする人はより健康的な栄養素と言われるビタミン類、カリウム、オメガ-3脂肪酸などを取りこむ一方で、ナトリウム(塩分)やコレステロールの取り込みもまた多いということがわかった。
例えば、フルサービスのレストランでの食事を取る人は、自宅で食事を取る人に比べ1日当たり58ミリグラム多くコレステロールを摂取していた。ファストフードでは平均してわずか10ミリグラム多いだけだった。ナトリウムに関しては、自宅での食事に比べて、ファストフードでは約300ミリグラム、レストランでは412ミリグラム多く摂取していた。さらに、外食は家での食事よりも200キロカロリーも多く摂取していることもわかった。

論文執筆者の同大学運動学・地域医療学部のRupeng An准教授は「外食は社会的な側面を持ち、人々は時間をかけ、楽しんで食事をし、それがより多くのカロリー摂取につながる」と述べている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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