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唐辛子カプサイシンで食欲コントロール

唐辛子の成分カプサイシンと満腹感の関係についての新しい研究結果が8月18日、オーストラリアのアデレード大学のプレスリリースで発表された。研究の詳細は「PLOS ONE」オンラインに掲載されている。

胃は食物でいっぱいになると広がり、神経が活性化して体に満腹だと伝えている。今回の研究では、この神経の活性化が唐辛子(カプサイシン)受容体のTRPV1受容体を介して行われることを発見した。以前から、唐辛子のカプサイシンで食事の量が減らせることは知られていたが、TRPV1受容体が欠失しているとこの神経の応答も減少することが確認されたもの。そしてこのTRPV1受容体は、高脂肪食による肥満者においても破壊されていることを見い出した。

研究者らは、唐辛子のカプサイシンは食欲を抑える効果があり、今後の肥満の新しい治療法につながるかもしれないと述べている。しかし、すでに肥満の人では効果がないのかもしれない?

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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